大阪体育大学 運動栄養学研究室「意外と悪くない朝食」を考える

大阪体育大学のある研究室グループが一人の大学生の朝食を改善した例です

学生がよく食べている朝食

コーヒー納豆

その学生がよく食べていた朝食は「トースト一枚とブラックコーヒー」または「ごはん茶碗一杯と納豆一パック」だったといいます。これらの食事は栄養学的に見ても好ましいものとは言えません。

そこで当研究室グループが条件付きで改善したそうです。その条件が

①可能な限り調理はしない
②包丁やまな板は使わない
③近くでいつでも安く手に入る食材を利用すること。

だったそうです。
改善の結果、次のようになりました

主食に、卵、乳製品、果物を組み合わせると大きく栄養は改善する

パン食の場合:六枚切りのトーストを三枚にし、ゆで卵、牛乳、バナナ、オレンジジュースを加えた
ご飯食の場合:ごはんの量を1.5倍にして、生卵、牛乳、オレンジジュースを加えた

なんとこの改善後の食事は、ごはん、みそ汁、焼き魚、目玉焼き、小鉢、サラダ、果物、牛乳からなる食事と栄養面では、ほぼ同等になったというわけです。


ここから言えることは、主食に、卵、乳製品、果物を組み合わせることに大きな意味があるということです。

多忙な現代人にとっては取り入れやすい食事ですよね。
管理栄養士としてぜひ、啓発していきたいことです。

大阪体育大学 運動栄養学研究室「意外と悪くない朝食」