スポーツ栄養


・アスリートは高炭水化物、低脂質の食事が基本。(脂質は30%以下が望ましい)
必要量は競技種によって異なる。
→炭水化物は、特にトレーニング、試合後のリカバリーにおいて大切である。糖質制限はアスリー
トにとっては懐疑的。
・水分について。
運動後は減少した体重1kgあたり1.2~1.5ℓ相当の水分を補給する。
→+0.2~0.5ℓの摂取は、運動後の不感蒸泄が高まるためか。
→運動時間が60分を超える場合は、糖質が4~8%のスポーツ飲料が水分補給に適している。
ポカリスウェット(大塚製薬):糖度6.7% 
ダカラ(DAKARA)(サントリー):糖度4.7%
アクエリアス(コカコーラ):糖度4.6%
レモンウォーター(武田食品工業)糖度5.6%
スーパーH2O(アサヒ飲料)糖度3.8%
アミノサプリ(キリンビバレッジ)糖度6.7%
塩分は0.1~0.2%
ポカリスウェット(1.5ℓ)の場合
約100gの糖分(400kcal)の糖分が含まれている。
・塩分について
運動時間が60~120分を超える場合、300~500mg/500mlの塩分を補給する。
一般に汗に含まれる塩分の量は0.3~0.6%ほどだと言われている。
運動で汗により1ℓの水分が失われた場合、
1000ml×0.3~0.6%=3~6g
の塩分の損失が起こる。
ポカリスウェットなどのスポーツ飲料は0.2%のNaClを含んでいるので、
1.5ℓ摂取した場合は、約3gのNaClを摂取できる。
→ポカリスウェットは運動時における水分摂取としては非常に優秀と言える。
海外選手は捕食をよく摂る。オーストラリアの選手は1日の総エネルギー摂取量のうち約23%を
捕食から摂取している。(主に糖質が多く、脂質とタンパク質が少ない)
→空腹、筋異化を防ぐため?
海外は日本と比べて食事の種類が非常に少ない。→毎日同じものを摂取している。→栄養計算が
容易。
海外選手は特にプロテインに対する意識が非常に強い。
中国、韓国の選手は、なんでも食べる。(日本人アスリートは肉の脂身などは外して食べるが、
中国韓国などの)日本人に対するイメージとしては食が細いとのこと。
・一流の選手ほど、食べられない時に食べる。(食べられないときこそ、すごく時間をかけて必
要量を摂取する。)
・味付けは、シンプルなものにし、ソースを複数用意すると喜ばれる。(魚などは味付けは極力
シンプルにする。)
横浜マリノスクラブハウスの食事。A食。ごはん300gを盛った場合。1500kcal設定。
サラダバーがあり、食べ放題だった。ごはんおかわり自由。クラブハウスによってはプロテインを
常備しているところもある。