第34回管理栄養士国家試験 基礎栄養学 68問目〜72問目

68 食欲と日内リズムに関する記述である。最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。

(1)食経験は、食欲の形成に影響しない。
(2)血中遊離脂肪酸濃度の上昇は、食欲を抑制する。
(3)レプチンは、摂食を促進する。
(4)食事のサイクルは、日内リズムに影響しない。
(5)視床下部の視交叉上核は、日内リズムを調節する。

正解:(5)


69 消化酵素に関する記述である。最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。

(1)α-アミラーゼは、チモーゲンとして分泌される。
(2)トリプシンは、エキソ型酵素である。
(3)膵リパーゼの働きは、胆汁酸によって抑制される。
(4)ペプシンの至適 pH は、弱アルカリ性である。
(5)スクラーゼは、膜消化に関わる。

正解:(5)


70 糖質の代謝に関する記述である。最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。

(1)糖質の摂取量増加は、ビタミン B6 の必要量を増加させる。
(2)グルコースは、脂肪酸に変換されない。
(3)グルコースは、可欠アミノ酸に変換されない。
(4)ペントースリン酸回路は、リボース -5-リン酸を生成する。
(5)赤血球には、解糖系が存在しない。

正解:(4)


71 血糖とその調節に関する記述である。最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。

(1)筋肉グリコーゲンは、血糖維持に利用される。
(2)インスリンは、筋肉への血中グルコースの取り込みを抑制する。
(3)健常者の血糖値は、食後約 3 時間で最高値となる。
(4)糖新生は、筋肉で行われる。
(5)アドレナリンは、肝臓グリコーゲンの分解を促進する。

正解:(5)


72 たんぱく質とアミノ酸の代謝に関する記述である。最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。

(1)過剰なたんぱく質の摂取は、アミノ酸の異化を抑制する。
(2)ロイシンは、体たんぱく質の合成を抑制する。
(3)インスリンは、体たんぱく質の合成を抑制する。
(4)絶食時には、体たんぱく質の合成が抑制される。
(5)アルブミンは、トランスサイレチンより代謝回転速度が速い。

正解:(4)