第34回管理栄養士国家試験 臨床栄養学 116問目〜120問目

116 医薬品とその作用の組み合わせである。最も適切なのはどれか。1つ選べ。

(1)サイアザイド系利尿薬―――――――――――血清尿酸値低下
(2)β遮断薬―――――――――――――――――気管支拡張
(3)カルシウム拮抗薬―――――――――――――血管収縮
(4)アンジオテンシン変換酵素阻害薬――――――尿中ナトリウム排泄促進
(5)アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬――――――血清カリウム値低下

正解:(4)


117 45歳、男性。口喝で来院。HbA1c9.2%。1日の聞き取りによるエネルギー摂取量は、2,200kcalであった。1日の目標エネルギー量は、1,800kcalと算出された。エネルギー摂取量の適正化を目指すために、患者本人に食事内容を記録してもらうこととした。SOAPとその内容の組み合わせである。

(1)S―――目標エネルギー量は、1,800kcal/日
(2)O―――HbA1c9.2%
(3)A―――食事内容を記録してもらう。
(4)P―――口喝
(5)P―――エネルギー摂取量は、2,200kcal

正解:(2)


118 ビタミン・ミネラルの欠乏により生じる疾患の組合わせである。最も適切なのはどれか。1つ選べ。

(1)ビタミンE――――壊血病
(2)ビタミンB12―――ハンター舌炎
(3)カルシウム――――パーキンソン病
(4)亜鉛―――――――ヘモクロマトーシス
(5)銅――――――――ウィルソン病

正解:(2)


119 超低エネルギー食(VLCD)に関する記述である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。

(1)対象は、BMI35.0㎏/m2以上とする。
(2)治療食は、外来通院で開始する。
(3)期間は、6か月継続する。
(4)目標エネルギー量は、1,000kcal/日に設定する。
(5)たんぱく質の必要量は、0.8㎏/標準体重/日に設定する。

正解:(1)


120 糖尿病治療に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。

(1)糖尿病食事療法のための食品交換表を用いて、栄養食事指導を行う。
(2)カーボカウントを用いて、インスリン量を決定する。
(3)有酸素運動は、インスリン抵抗性を改善する。
(4)α-グルコシダーゼ阻害薬は、肝臓での糖新生を抑制する。
(5)超即効型インスリン注射は、食後高血糖を改善する。

正解:(4)