管理栄養士の職務経歴書の例

職務経歴書は、転職する際に自分の経験やスキルをアピールするためのとても重要な書類です。ここでは職務経歴書の基本的な書き方と管理栄養士ならではのポイントを加えたアピールポイントを中心にお伝えします。

職務経歴書とは

職務経歴書とは、これまでの自身の職歴を中心に、成果、実務能力などを詳しく書いた書類のことです。

管理栄養士としての職務経験がある人でしたら、履歴書だけでなく、職務経歴書も必ず出すようにしましょう。特にある程度の経験のある人でしたら、ご自身の能力や価値を更にアピールすることができます。

応募要項をみて、必要提出書類に記載がなかったとしても、既卒の方は履歴書に加えて職務経歴書も必ず準備するようにしましょう。

「職歴は履歴書の職歴欄で十分」と考えておられる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、職務経歴書は不可欠なものです。職務経験や仕事への信念などを職務経歴書でうまく伝えられれば、自分を更にアピールすることが可能です。履歴書の職歴欄の内容を具体的に盛り込んだ書類として重視する病院や企業、施設が増えているため、採用募集の必要提出書類に特に記載がなくても、既卒の方は履歴書とともに職務経歴書も合わせて準備しましょう。

どうやって作成するの?

基本的にPCを使いましょう。履歴書の場合は手書きかPCどちらで書いたほうが良いのかという論争が度々巻き起こっていますが、(プチコラム~履歴書は手書きかPCか問題~をご参照)

職務経歴書はPCで作成しましょう。A4サイズで12枚程度の分量にまとめのがよいでしょう

管理栄養士の職務経歴書

 

タイトル・基本項目

タイトル

はじめに「職務経歴書」という表題をいれます。フォントを大きめにする、太字にするなどの工夫をすると良いでしょう。

日付

提出する日付を記入します。郵送の場合は投函する日を記入しましょう。和暦か西暦かは書類全体で統一するように注意します。履歴書とも統一するとわかりやすいでしょう。

氏名

住所や電話番号より少し大きめのフォントを使うか、協調で目立たせると良いでしょう。ルビは必須ではありませんが難しい読み方の氏名の場合などにはふっておくと親切です。

職務要約

「略歴」もしくは「職歴」とは、ご自身の今までの経歴を要約して記したものです。最終学歴から始まり、就職した会社名や、そこでどのような業務を担当していたかについて、文章形式で記載します。

分かりやすいように「私は」という語句や、「大体」や「大まかに」などといった曖昧な表現は省きましょう。また、施設名・法人名は略さず、正式名称を記入します。

(例)

〇〇大学栄養学部を卒業後、委託給食会社である〇〇○へ入社し、公立病院と、介護老人福祉施設、それぞれにおいて厨房業務、食数管理など、給食管理業務全般に従事いたしました。公立病院は急性期の総合病院であったことより、多種多様な治療食の展開や、刻々と変化する食種に対応可能なスピーディーな業務対応を学びました。また介護老人福祉施設では、嚥下困難者の利用者様が多かったことより様々な形態での食事提供に対応したり、また厨房でのリーダーとして衛生管理に関わる講義をスタッフに行ったりなど、一般業務だけでなく、管理業務に関わる業務にも携わることができました

 

業務内容

事業所名、所属期間、業務内容、主な担当業務、業務の具体的内容を記入します。

箇条書きにするとわかりやすいです。

 

活かせる経験・知識・技術

活かせる経験・知識・技術欄には、経験や学習等により培われたスキルを記載すると良いです。。

自己PR

上記の仕事で培った技術(活かせる経験・知識・技術)を、いかに応募先へ活かすことができるかをアピールしましょう。業務内容でアピールできるものが特に思いつかない場合や未経験の方は、「仕事での信条・モットー」や「自分の長所を活かして仕事で心がけたいこと」、「やる気や熱意」などを書きます。

また栄養士は専門職であり、技術が必要であるものの、それぞれの職場で調理師や他専門職などとチームワークが持てるかどうかも重要ポイントです。協調性があるか、素直さや柔軟性があるかなどもアピールできると好感が持てます。

応募先への挨拶文の記入

丁寧な印象でまとめられるように、目を通していただいたお礼を記載するとより良いでしょう。

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