

管理栄養士になりたいのだけど、どこの大学を選んだらよいのか気になる。

まず、行きたい大学が明確になっている場合は、そこを最短でめざしましょう。
すぐに対策をしましょう。どんな場合であれ、過去問研究が最優先です。
一般的に大学選びは以下の3つが大きな要素になるのではないでしょうか。
- 国立or私立かで決める
- 実家からの距離で決める
- 偏差値で決める



志望校を決めるにあたって、考えるべきことはたくさんあります。しかし、管理栄養士養成過程の大学であれば、大学の特色はもちろんありますが、カリキュラムに大きく相違はありません。将来どうしても病院へ行きたい、スポーツ栄養をやりたい、行政に進みたいなど、明確な目標があれば、それに応じた学校選びは重要になります。しかし、そうでなく幅広い、いろいろな可能性を模索したいと考えているのであれば、他学部志望者と同じ様な考え方から大学を選ぶことができます。
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国公立は学費が安い
まず、国立と私立の大きな違いは学費の違いです。国立は学費が安く、私立の1/3以下程度です。
国立大学は文科省の省令によって、
入学金と授業量の基準
が定められています。
授業料:535,800円(年額)
学費総額:2,425,200円
公立校は、国立大学に準じることが多いですが、入学者の出身が、公立校と同じ県や市内であれば、入学金は半額となるケースが多いです。
管理栄養士養成校 国公立大学のリスト 共通テスト得点率ランキング
を以下に示しておきます。
共テ得点率 | 大学/学部/学科 |
54% | 名寄市立大学/保健福祉学部/栄養学科(👈詳しくはクリック) |
53% | 青森県立保健大学/健康科学部/栄養学科(👈詳しくはクリック) |
55% | 山形県立米沢栄養大学/健康栄養学部/健康栄養学科(👈詳しくはクリック) |
67% | 千葉県立保健医療大学/健康科学部/栄養学科(👈詳しくはクリック) |
78% | お茶の水女子大学/生活科学部/食物栄養学科(👈詳しくはクリック) |
66% | 神奈川県立保健福祉大学/保健福祉学部/栄養学科(👈詳しくはクリック) |
63% | 静岡県立大学/食品栄養科学部/栄養生命科学科(👈詳しくはクリック) |
66% | 長野県立大学/健康発達学部/食健康学科(👈詳しくはクリック) |
63% | 滋賀県立大学/人間文化学部/生活文化学科/食生活専攻(👈詳しくはクリック) |
71% | 大阪市立大学/生活科学部/食品栄養科学科(👈詳しくはクリック) |
65% | 京都府立大学/人間環境学部/食保健学科(👈詳しくはクリック) |
58% | 岡山県立大学/保健福祉学部/栄養学科(👈詳しくはクリック) |
72% | 奈良女子大学/生活環境学部/食物栄養学科(👈詳しくはクリック) |
52% | 熊本県立大学/環境共生学部/食健康科学科(👈詳しくはクリック) |
63% | 兵庫県立大学/環境人間学部/食環境栄養課程(👈詳しくはクリック) |
61% | 県立広島大学/人間文化学部/健康科学科(👈詳しくはクリック) |
56% | 山口県立大学/看護栄養学部/栄養学科(👈詳しくはクリック) |
64% | 徳島大学/医学部/医科栄養学科(👈詳しくはクリック) |
59% | 高知県立大学/生活科学部/健康栄養学科(👈詳しくはクリック) |
58% | 島根県立大学/看護栄養学部/健康栄養学科(👈詳しくはクリック) |
59% | 福岡女子大学/国際文理部/栄養健康科学科(👈詳しくはクリック) |
51% | 長崎県立大学(シーボルト校)/看護栄養学部/栄養健康学科(👈詳しくはクリック) |
偏差値が高いほうが学生の質は高い
偏差値が高いということは、当然学力の高い子達が集まっているため、学生の質は高いと言えます。
また学力の高い子たちは、総じて就職においても有利な傾向があるため、可能な限り偏差値の高い学校を狙うことをおすすめします。国公立は学費が安いことより、比較的地元の優秀な子が集まりやすいため、おすすめではありますが、私立の場合は、自分の学力を顧みて、可能な限り偏差値の高いところを目標としましょう。以下管理栄養士養成校である私立大学を偏差値順に記載します。
管理栄養士養成校 私立大学リスト 偏差値ランキング
アフターコロナ時代は実家から近いと何かと便利
大学が実家から近ければ、通学という選択肢も、ひとり暮らしをするという選択肢もあります。仮にひとり暮らしをする際に帰省しやすいですし、何かと便利なことは多いです。特にパンデミックなどで社会情勢が不安定になると、自由な移動もままならなくなりますこともあります(外出自粛要請など)。そのような状況下においては、学生のうちは実家の近くに住むのが大きな強みとなってきます。実家から距離が近い方が何かと便利です。
どこで就職したいのかで選ぶ手もアリ
地元で就職したいのか、または地元から離れた都会で就職したいのか、あるいは地元とは違う地方で就職したいのかということで決めるのも大いにアリです。
特に大学がある土地では、その土地の人たちは、ほとんど全員がその大学名を認知しています。大学に親しみを感じる要素があることは往々にして有利に働くことがほとんどです。
※採用する側の知り合いや親戚がその大学に通っていたor現在通っているかもしれません。またその大学や大学の教員となんらかのコネクションがある可能性もあります。物理的な距離が近いということは、実はインターネット時代においても、超メリットがあるということは知っておいてください。
まとめ
大学選びで重要なことは、自分が生きたい大学があれば、そこの入試対策を今から始めること。また行きたい大学や将来どういう管理栄養士になるか定まっていなければ、まず、①国公立か私立 ②自分の学力を顧みて可能な限り偏差値の高く ③可能な限り実家から近い また、働きたい場所が決まっていれば、そこから近いところを選ぶことをおすすめします。